アカホの木
本文の表示
冬の光は冲天に流れて
池面は数日来じめじめ淀んでゐる
アカホの木は一つ古木ゆゑに
杖のやうに気根をたより
その南の枝に烏は一羽 未だ地上に達しない光を貪ってゐる
烏は ただ 黙々と
村人たちの悲しい迷信の上に不可思議な運命をまじなひ
樹下にたじろぐ二人三人の村人は
木梢にうそぶく彼の運命の声に胸をおさへてゐる
◉このアカホの木に烏がなけば、それは村中に起るべき死人かお産かの前兆であると村人は信じてゐます
ログインすると、お気に入り登録や選集への追加ができます。
ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。
アカホの木の談話
疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。
まだ投稿はありません。
アカホの木に寄せられた作品
詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。
まだ投稿はありません。
批評・感想 0
作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。
まだ批評・講評はありません。
ログインすると批評・講評を書けます。