友と二人の夜
本文の表示
遠い野中の家より
私を慕うて呉れる友は
今夜も十時がなって帰った
夜露を分けて来て呉れても
あたたかいもてなしさえ
貧しい私達にはゆるされず
ひとえの着物のはじを
幾度か合せ乍ら
語りても聞いてもほほえみ乍ら
何程のへだてた思いもなく
ありのままの事を語らいて
お互に解け合うよろこび
本箱からは
勝手なものをとり出して
入れ様ともせず
一ぱいに机の上につまされる
傍にも又誰ひとり
じゃまになる人もなければ
ただ二人自由に
束縛の棚をのがれて
友も私もにごりのない
友情にひたっている
……平岡君と語りし夜に……
ログインすると、お気に入り登録や選集への追加ができます。
ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。
友と二人の夜の談話
疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。
まだ投稿はありません。
友と二人の夜に寄せられた作品
詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。
まだ投稿はありません。
批評・感想 0
作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。
まだ批評・講評はありません。
ログインすると批評・講評を書けます。