飛行機

中山啓

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-向山より金澤城をみつつ唄へる- 飛行機の上から ちよつくら下みれば おやおや見えるぞ ちつぽけな家が あれがお城か おもちやのやうだね あ こりや こりや 小便ひりかけてみよか 我は屍 君よ 「何を持つか」 と問ふなかれ 俺には 絕望があるばかり 君よ 「なぜに生くる」 と問ふなかれ この身は 屍であるばかり 俺は 屍を靜かに 横へて 骨になるのを 待つばかり

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