雪にたつ陽炎

竹村俊郎

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たへがたい勞働と屈辱に ふとこころならず ほろほろ涙がこぼれた ああ あんまり土が見たさに めじのかぎりはいろびろと 雪に埋れた平原で 持てるしやぶるを雪にさし いつくわいの雪を抛げる 雪の下には土がある あたたかく ふくれあがつた土がある げに 見も知らぬ草の芽 みどりの芽はしつとりと濡れてゐる ああ このひろびろと雪に埋れた平原で さかんな さかんな 陽炎がたつ

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