合言葉

米沢順子

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淋しけれども快き、 忘却のただ中に、 燃え出でたる 白蠟の一列。 ひたすらに、 玉蟲色の顔に沈む肉の中より、 ひき拔かれ、 さて ため息つきし物の刄のごと、 心昂りて蒼み、 ほろろとおぼめく ほのほの一列。 ひそやかなれども誤なく、 ほろろとおぼめく白蠟の、

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