(一月二十五日)

福士幸次郎

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(大困難に逢つた時私の胸はをどる…… かなしいかな私の心は 喜びを封ずる佛の火 燃えてひらくことなき灰の像、胸の錠―― 鎖はながく苦をつづり、薄暗にたれさがる鎖 目に見えぬ精靈のあやしさに さけぶは苦痛の日陰の鳥……) (たえて喜びに胸ひらくことなく―― 併しながら感謝します、貴方がポオを私のために得て、喜んで下さつたことを! 日陰の鳥は『鴉』ですよ ゴオホには底まで靜かに思ふ魂がある! ポオには底まで沈む惡魔がある! ああ誰かないでせうか、底の底まで憂鬱に胸をひらくその兄弟―― 叫ばず、嘆かず、落ちてゆく兄弟!) Poe の Tales を贈つてくれたS――へ

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