南の海岸(一月)
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日向をふみ、蝋色の花をふみ
濱
砂丘
緑の海
みだれゆく日光の音の上を……
とろけて眼をつぶる
(光と、波の……)
もやもやとして白い
帆船と海鳥
……………
搖れる光に波は織られ
線は重さなり、流れ、くづれあひ
(濃厚な光と、波の……)
浮び出てはおぼれながら暑い色を抹りり」]
水平に流れ動く日光のあぶら
(發情期のあまあましいたはむれを――)
水は岩に胸打ち
のびちぢむ海藻――
(光と波の舐めづりあひ、とろけあふ……)
岸にうちあげられた海藻
(日の熱にゆらゆらと
ひそんだ焔に
燃えるまに、ゆらゆらと燃えるまに!)
唸りめぐる臭氣
ねばねばしい蠅のむらがりよ!
(岩を浸し、砂地にふくれる
濃厚な光と、波の……)
あどけない欲望は重なりあひ
くづれあふ――南の海岸
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