夜汽車

萩原朔太郎

タグを編集・提案

作品の主題・モチーフなど、対象に固有の情報を登録してください。年代・形式・表記・文学運動などの共通分類は登録できません。会員タグの追加と、正式タグの削除は、5人の支持で自動反映されます。

ログインするとタグの追加・削除を提案できます。

有明のうすらあかりは 硝子戸に指のあとつめたく ほの白みゆく山の端は みづがねのごとくにしめやかなれども まだ旅びとのねむりさめやらねば つかれたる電燈のためいきばかりこちたしや。 あまたるきにすのにほひも そこはかとなきはまきたばこの烟さへ 夜汽車にてあれたる舌には侘しきを いかばかり人妻は身にひきつめて嘆くらむ。 まだ山科は過ぎずや 空氣まくらの口金をゆるめて そつと息をぬいてみる女ごころ ふと二人かなしさに身をすりよせ しののめちかき汽車の窓より外をながむれば ところもしらぬ山里に さも白く咲きてゐたるをだまきの花。

ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。

批評・感想 0

作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。

まだ批評・講評はありません。

夜汽車の談話

疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。

まだ投稿はありません。

話題を投稿する

夜汽車に寄せられた作品

詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。

まだ投稿はありません。

この詩に作品を寄せる