無題(『逸見猶吉詩集』収録・同題第1篇)

逸見猶吉

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冬なれば大藍青の下の道なり 樹々のはだ臘のごと凍りはつれど 樹々はみなつめたき炎に裂かれたり 樹々は怒りにふるへをののき 樹々の闘ひ 残雪に影ながくたれ なにごとか祈らんとしていのりあへず 道のはていづことも知れざれども 壮んなる時をよばひて樹々は光にちぬれたり

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