夕映
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わが窓にとどく夕映は
村の十字路とそのほとりの
小さい石の祠の上に一際かがやく
そしてこのひとときを其處にむれる
幼い者らと
白いどくだみの花が
明るいひかりの中にある
首のとれたあの石像と殆ど同じ背丈の子らの群
けふもかれらの或る者は
地藏の足許に野の花をならべ
或る者は形ばかりに刻まれたその肩や手を
つついたり擦つたりして遊んでゐるのだ
めいめいの家族の目から放たれて
あそこに行はれる日日のかはいい祝祭
そしてわたしもまた
夕毎にやつと活計からのがれて
この窓べに文字をつづる
ねがはくはこのわが行ひも
あゝせめてはあのやうな小さい祝祭であれよ
假令それが痛みからのものであつても
また悔いと實りのない憧れからの
たつたひとりのものであつたにしても
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