ゆふづつ
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『祈祷あげよ』と星の界の
少女の一人その聲よ
愛の泉のしたたりや
その聲よまたさながらに
聖なる小河うち掩ふ
蘆葉さやぎのひめごとや
その聲音こそすみわたる
光の海の遠浪の
天いと深く傳ひゆけ
『いざ祈祷をぞ榮おほき
つとめ』といへばひざまづく
靈の身かげのまた二人
一人は高きよろこびに
黄金彩雲とほ空の
底にかがやく色を讃め
一人は殘る愁ひより
紫濃雲故里の
界をしまとふとなつかしむ
二人おもはずかしここそ
ああ夕まぐれわが界はと
言はむのまどひさてやみぬ
祈祷はつひにつとめはて
高榮めぐる聖燭の
焔もここにともされぬ
見よ聖燭の火は生ひぬ
熾りぬ照りぬ(嗚呼何ぞ
人の世われに夕短かき)
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