幸福

加藤一夫

タグを編集・提案

作品の主題・モチーフなど、対象に固有の情報を登録してください。年代・形式・表記・文学運動などの共通分類は登録できません。会員タグの追加と、正式タグの削除は、5人の支持で自動反映されます。

ログインするとタグの追加・削除を提案できます。

ほんの僅かな時でよい 生活のわずらいから脱れ 静な時をもつ事は―― おお 何と云う仕合せだろう 昨日 私は 書斎で たった一人ッきりの私の世界で 海を越えた遠い国の 心の友の著書を読み 今日も亦 別の友のを読んだが 私は私のこころにふれ 私の一番懐しい私を 彼処に そして 一人はもう此の世を去った過ぎし日に 時と処とを越えて見出した ああ その歓び その深い歓び 永遠の自分を感じた霊の潤い これこそ まことの私の幸福 それにしてもそれにしても その僅な時をすら与えられないとは 友よ 取ろうではないか この最もハンブルな 無形な幸福を――いやその幸福を 邪魔する間垣を破ろうではないか 永遠の人類のために――さあ そのために此の身を捨てても進もうではないか 我等のつとめを果すために (発表誌不詳 『社会派アンソロジー集成』別巻を底本)

ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。

批評・感想 0

作品から読み取ったことや、自分の中に生まれた感覚をまとまった文章で残す場所です。

まだ解釈・感想はありません。

幸福の談話

疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。

まだ投稿はありません。

話題を投稿する

幸福に寄せられた作品

詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。

まだ投稿はありません。

この詩に作品を寄せる