樺太風景
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神こそはおそらくは
童形ならむ。
神殿は野茨なり、
風、そを祝ふ。
燦爛と木は笑ふ、
楡、やちだも、
恍として、夢ならず。
まだ、うつつに。
観よ、小さき朱の馬車に
草は満ちて、
子らと猫うちさやぎ、
行き進むを。
聴けよ、また、燕麦と
白虹とに、
押し移る緬羊の
日にとろむを。
げに太初道あり、
響は若し。
貧しきはいとなみぬ、
空あふぎて。
この地平かぎりなし、
照りかすみて、
愚かしく、麗くしく
野は笑ひぬ。
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