北原白秋

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わかうどなゆめ近よりそ、 かのゆくは邪宗の鵠、 日のうちに七度八度 潮あび化粧すといふ 伴天連の秘の少女ぞ。 地になびく髪には蘆薈、 嘴にまたあかき実を塗る 淫らなる鳥にしあれば、 絶えず、その真白羽ひろげ 乳香の水したたらす。 されば、子なゆめ近よりそ。 視よ、持つは炎か、華か、 さならずば実の無花果か、 兎にもあれ、かれこそ邪法。 わかうどなゆめ近よりそ。

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