恐怖
本文の表示
乳母なれどわれは恐れき。
夜も晝も『和子よ。』と欷歔り、
『骨だちぬ。』われを『死なば。』と、
母よりも激しき愛に、
抱擁めつ。――『かなし。』とばかり。
乳母なれど、せちに恐れき。
執着よ、臨終の刹那、
涙なき老の眼は、
母よりも激しき愛に
我みつめ――青く白みき。
乳母なれど、いまも恐れぬ。
疑問に悲しみ亂れ、
わが泣けば馴寄り水如し、
『吾子よ、吾ぞ。」(夜は二時ならし。)
『汝が母。』と――青き顏しぬ。
死んだ乳母と John との挿絵
ログインすると、お気に入り登録や選集への追加ができます。
ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。
恐怖の談話
疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。
まだ投稿はありません。
恐怖に寄せられた作品
詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。
まだ投稿はありません。
批評・感想 0
作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。
まだ批評・講評はありません。
ログインすると批評・講評を書けます。