緑ヶ丘夜景
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角の月
黄にしめる横雲のうへ、
燦爛とうちあがる青きぬがさ。
花火なり、
また紅くひろごりぬ。玉の投網、
ほど近し、みづみづし、溶けちりつつ。
闇はよし、
しばしばも目に新たに、
梟と木菟のこゑかはして。
まこと見よ、
かの森と、丘の萠黄と、
かがやきの時の間も夜のふくるを。
透かせ、また、
梧桐の穂にさく蕾、
窓ちかき幹立の濃きあはひを。
夜空なり、
うつくしき、かがやきやすき、
明けやすき光なり、この真夏の。
聴けよ、ただ、
微塵数の満ち満つ露に、
歎け、はた、あざやけき色の現を。
角の月
黄にしめる横雲のうへ、
燦爛とうちあがる青きぬがさ。
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