柳鷺

北原白秋

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鷺は棲む、正身の 白き聖。 しづりうつ雪の柳に やや燻みて。 つくづくと、うち見やる 水、枯葦、 まさしくもみ冬なり。 白ひと色。 鷺は棲む、羽ごろもの、 笠の翁。 いとどしく、薄墨の 空飛ぶもの、 雀かと、眼は放て、 また眺めず。 言問はず、立ち舞はず、 日のくれぐれ。 鷺は燃ゆ、白毫の 明る眉間。

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