やや黄なる風景

北原白秋

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白き猫枝にかがやき、 ゆりの木の病葉黄なり。 梢にはいささかの風、 光線はいつか秋なり。 飛べよ、子よ、大き窓より、 硝子戸はとく押しあげぬ。 午はいま、すべて美し、 軽気球向うにあがる。 しかも、黄のドレスは歩む。 電柱は彎み続けり。 菜園の斜面よ、阪よ、 風景は近く動けり。

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