ある夜、ある宵
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ある夜は
くらやみの中に
妻をよびよせて
話すことすべて狂人の如く
*
来年の三月に死ぬと
自分のいのちを予言して
今日すいみん剤を多量にのんだと
いい、胸の苦るしさを訴えて
妻を涙ぐませる
うそのような真実に近いような
ある日の宵
*
しゃべるとつかれてくるに
しゃべること
自分でよせと思いつつも
たわごとの如くしゃべくる宵
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