霧とマツチ

宮沢賢治

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(まちはづれのひのきと青いポプラ) 霧のなかからにはかにあかく燃えたのは しゆつと擦られたマツチだけれども ずゐぶん拡大されてゐる スヰヂツシ安全マツチだけれども よほど酸素が多いのだ (明方の霧のなかの電燈は まめいろで匂もいゝし 小学校長をたかぶつて散歩することは まことにつつましく見える) (一九二二、六、四)

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