坊や
本文の表示
山に清水が流れるやうに
その陽の照つた山の上の
硬い粘土の小さな溝を
山に清水が流れるやうに
何も解せぬ僕の赤子は
今夜もこんなに寒い真夜中
硬い粘土の小さな溝を
流れる清水のやうに泣く
母親とては眠いので
目が覚めたとて構ひはせぬ
赤子は硬い粘土の溝を
流れる清水のやうに泣く
その陽の照つた山の上の
硬い粘土の小さな溝を
さらさらさらと流れるやうに清水のやうに
寒い真夜中赤子は泣くよ
(一九三五・一・九)
ログインすると、お気に入り登録や選集への追加ができます。
ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。
坊やの談話
疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。
まだ投稿はありません。
坊やに寄せられた作品
詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。
まだ投稿はありません。
批評・感想 0
作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。
まだ批評・講評はありません。
ログインすると批評・講評を書けます。