雲
本文の表示
山の上には雲が流れてゐた
あの山の上で、お弁当を食つたこともある……
女の子なぞといふものは
由来桜の花弁のやうに、
欣んで散りゆくものだ
近い過去も遠いい過去もおんなじこつた
近い過去はあんまりまざまざ顕現するし
遠いい過去はあんまりもう手が届かない
山の上に寝て、空をみるのも
此処にゐて、あの山をみるのも
所詮は同じ、動くな動くな
あゝ、枯草を背に敷いて
やんわりぬくもつてゐることは
空の青が、少しく冷たくみえることは
煙草を喫ふなぞといふことは
世界的幸福である
ログインすると、お気に入り登録や選集への追加ができます。
ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。
雲の談話
疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。
まだ投稿はありません。
雲に寄せられた作品
詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。
まだ投稿はありません。
批評・感想 0
作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。
まだ批評・講評はありません。
ログインすると批評・講評を書けます。