あゝさなり君のごとくに
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あゝさなり君のごとくに
何かまた優しかるべき
歸り來てこがれ侘ぶなり
ねがはくは開けこの戸を
ひとたびは君を見棄てて
世に迷ふ羊なりきよ
あぢきなき石を枕に
思ひ知る君が牧場を
樂しきはうらぶれ暮し
泉なき砂に伏す時
青草の追懷ばかり
悲しき日樂しきはなし
悲しきはふたゝび歸り
緑なす野邊を見る時
飄泊の追懷ばかり
樂しき日悲しきはなし
その笛を今は頼まむ
その胸にわれは息はむ
君ならで誰か飼ふべき
天地に迷ふ羊を
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