うぐひす

島崎藤村

タグを編集・提案

作品の主題・モチーフなど、対象に固有の情報を登録してください。年代・形式・表記・文学運動などの共通分類は登録できません。会員タグの追加と、正式タグの削除は、5人の支持で自動反映されます。

ログインするとタグの追加・削除を提案できます。

さばれ空しきさへづりは 雀の群にまかせてよ うたふをきくや鶯の すぎこしかたの思ひでを はじめて谷を出でしとき 朔風寒く霰ふり うちに望みはあふるれど 行くへは雲に隱れてき 露は緑の羽を閉ぢ 霜は翅の花となる あしたに野邊の雪を噛み ゆふべに谷の水を飮む さむさに爪も凍りはて 絶えなむとするたびごとに また新たなる世にいでて くしきいのちに歸りけり あゝ枯菊に枕して 冬のなげきをしらざれば 誰が身にとめむ吹く風に にほひ亂るゝ梅が香を 谷間の笹の葉を分けて 凍れる露を飮まざれば 誰が身にしめむ白雪の 下に萌え立つ若草を げに春の日ののどけさは 暗くて過ぎし冬の日を 思ひ忍べる時にこそ いや樂しくもあるべけれ 梅のこぞめの花笠を かざしつ醉ひつうたひつゝ さらば春風吹き來る 香の國に飛びて遊ばむ

ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。

批評・感想 0

作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。

まだ批評・講評はありません。

うぐひすの談話

疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。

まだ投稿はありません。

話題を投稿する

うぐひすに寄せられた作品

詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。

まだ投稿はありません。

この詩に作品を寄せる