離別(『白羊宮』収録)
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一
別れは、小野の白楊、
夕日がくれに落つる葉の
長息よ、繁にうらびれて、
さあれ、靜かに離れゆきぬ。
二
かたみの路の足惱みに、
思ひしをれて弛む日は、
美くしかりしそのかみの
事榮にしもなぐさまめ。
三
愛でのさかりに、何知らず、
この日も、やがてありし世の
往きてかへらぬ追懷と、
消ゆらめとこそ思ひしか。
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