三羽雀
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わたしの裏の梅の木に、
雀が三羽止まつて、
一羽の雀のいふことに、
「うちの子供のいたづらな、
わたしの留守をよいことに、
卵は盜む、巣はこはす、
なんぼ鳥でも生の子の
いとし可愛はあるものを。」
なかの一羽のいふことに、
「うちの子供のもの好きな、
わたしが山へ行つた間に、
つひこつそりと巣の中へ、
雲雀の卵をしのばせて、
知らぬ繼子を孵へさせた。」
あとの一羽のいふことに、
「うちの子供のしんせつな、
わたしの子らが巣立して、
つひ路邊へ落ちたとき、
まるいお手手にとりあげて、
枝にかへして呉れました。」
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