睡蓮の歌(『泣菫詩抄』収録)

薄田泣菫

タグを編集・提案

作品の主題・モチーフなど、対象に固有の情報を登録してください。年代・形式・表記・文学運動などの共通分類は登録できません。会員タグの追加と、正式タグの削除は、5人の支持で自動反映されます。

ログインするとタグの追加・削除を提案できます。

水うはぬるむ水無月の 夏かげくらき隱り沼に、 花こそひらけ、觀法の 日を睡蓮のかた笑ひ。 しろがね色の花蕚に、 一炷のかをり焚きくゆる 蘂は、ひねもす薫習の 沼の氣に染みてたゆたひぬ。 たたなはる葉のひまびまに、 ほのめきゆらぐ未敷蓮の ひとつびとつは後の日を この日につなぐ願ならし。 夕となれば水がくれの 阿摩なる姫がふところに、 ひと日をやがて現想の うまし眠りに隱ろひぬ。 沼にひとりなる法子兒の 翡翠ならで、くだちゆく 如法闇夜に睡蓮の 聖り世を誰がしのぶべき。

ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。

批評・感想 0

作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。

まだ批評・講評はありません。

睡蓮の歌の談話

疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。

まだ投稿はありません。

話題を投稿する

睡蓮の歌に寄せられた作品

詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。

まだ投稿はありません。

この詩に作品を寄せる