橋の上の自画像

富永太郎

タグを編集・提案

作品の主題・モチーフなど、対象に固有の情報を登録してください。年代・形式・表記・文学運動などの共通分類は登録できません。会員タグの追加と、正式タグの削除は、5人の支持で自動反映されます。

ログインするとタグの追加・削除を提案できます。

今宵私のパイプは橋の上で 狂暴に煙を上昇させる。 今宵あれらの水びたしの荷足は すべて昇天しなければならぬ、 頬被りした船頭たちを載せて。 電車らは花車の亡霊のやうに 音もなく夜の中に拡散し遂げる。 (靴穿きで木橋を蹈む淋しさ!) 私は明滅する「仁丹」の広告塔を憎む。 またすべての詞華集とカルピスソーダ水とを嫌ふ。 哀れな欲望過多症患者が 人類撲滅の大志を抱いて、 最後を遂げるに間近い夜だ。 蛾よ、蛾よ、 ガードの鉄柱にとまつて、震へて、 夥しく産卵して死ぬべし、死ぬべし。 咲き出でた交番の赤ランプは おまへの看護には過ぎたるものだ。

ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。

批評・感想 0

作品から読み取ったことや、自分の中に生まれた感覚をまとまった文章で残す場所です。

まだ解釈・感想はありません。

橋の上の自画像の談話

疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。

まだ投稿はありません。

話題を投稿する

橋の上の自画像に寄せられた作品

詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。

まだ投稿はありません。

この詩に作品を寄せる