伴奏
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白銀の筐柳、菩提樹や、榛の樹や……
水の面に月の落葉よ……
夕の風に櫛けづる丈長髮の匂ふごと、
夏の夜の薫なつかし、かげ黒き湖の上、
水薫る淡海ひらけ鏡なす波のかゞやき。
楫の音もうつらうつらに
夢をゆくわが船のあし。
船のあし、空をもゆくか、
かたちなき水にうかびて。
ならべたるふたつの櫂は
「徒然」の櫂「無言」がい。
水の面の月影なして
波の上の楫の音なして
わが胸に吐息ちらばふ。
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