兄貴の手紙
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大きな詩を書け
大きな詩を
身辺雑記には飽き飽きしたと来た
僕はこのんで小さな詩や
身辺雑記の詩などを
書いているのではないけれど
僕の詩よ
きこえるか
るんぺんあがりのかなしい詩よ
自分の着る洋服の一着も買えないで
月俸六拾五円也のみみっちい詩よ
弁天町あぱあとの四畳半にくすぶっていて
物音に舞いあがっては
まごついたりして
埃みたいに生きている詩よ
兄貴の手紙の言うことがきこえるか
大きな詩になれ
大きな詩に
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