〔無題〕(『晶子詩篇全集拾遺』収録・同題第15篇)
本文の表示
東京のお客さんは皆さうお云ひやはる。
「京の秋は早よ寒い」と。
そないに寒がつておいでやしたら、あんたはん、
嵐山の紅葉は見られやしまへんえ。
紅葉の盛りは十一月の中頃、
なんの寒いことがおすかいな。
大井川の時雨によいお客さんと屋形船に乗つて、
紅葉を見ながら、わたしら揃うて鼓を打つのどつせ。
姉はん、さうどすえなあ。
と云ひました。一人の舞妓が、
わたしの好きな、優しい京の言葉で。
ログインすると、お気に入り登録や選集への追加ができます。
ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。
〔無題〕の談話
疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。
まだ投稿はありません。
〔無題〕に寄せられた作品
詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。
まだ投稿はありません。
批評・感想 0
作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。
まだ批評・講評はありません。
ログインすると批評・講評を書けます。