すすき

与謝野晶子

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穂の薄をば手に提げて、 盆の仏の帰る絵を、 身の毛のよだつ思ひして、 見たは幼い日のわたし。 そのすすきより細い手も、 それより白い骨もまた、 恐しい気のせずなりて、 十三日の待たるるよ。 巴里の街の下に見し、 カタコンブなる鈍色の、 人骨などはよそのこと、 あの絵に描いた白い人。

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