口語自由詩とは何か──入門

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文語定型から口語自由詩へ。日本近代詩の大きな転換を概観する。

明治の新体詩は、まだ文語と定型のなかにあった。詩が話し言葉(口語)の自由なリズムを獲得するには、いくつかの試みと時間が必要だった。萩原朔太郎『月に吠える』はその到達点のひとつであり、内面の陰翳を口語で描くことを可能にした。

やがて中原中也のように、口語の平明さと韻律の哀切を両立させる詩人が現れる。口語自由詩は、その後の日本現代詩の共通の土壌となっていく。

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