ホーム月詩2026年8月

2026年8月の一か月から

愚者の挽歌

高尚である事 誰が決めたのか そんなに素晴らしい事であるのか 関係無いと投げ捨てるには あと少し後ろめたくて 踏まれて尚強し 雑草魂 自己を傷付ける事が 正しいだなんて 何故私であるのかと 思い悩む方が人間らしくて 下を向いた 崇高である事 誰が言ったのか そんなに重要な事であるのか 下らないと吐き捨てるには あと少し言葉足らずで 命を懸けてでも 守り続ける 自ら死を選ぶ事が 正しいだなんて 何故貴方であるのかと 嘆き悲しむ方が人間らしくて 空を仰いだ 地を這う蟲に己を重ねて 棚引く雲に想いを馳せて 嗚呼 出来の悪い事が こんなにも尊いとは知らなんだ 私を窘めるように 熱く照りつける夏

ライナーノーツ

終戦記念日を意識して書いた詩で、挽歌と晩夏をかけています。
時代に流されて持ち上げられるよりも、愚かでも良いから自分らしく生きる事の重要性を説いています。
どうぞ宜しくお願い致します。

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