花一枝
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ラインの岸に花摘みて
別れし友に贈りけむ
詩人を學びわれもまた
君に一枝の夕ざくら。
あしたの柳露にさめ
ゆふべの櫻風に醉ふ
都の春の面影を
せめては忍べとばかりに。
通ふ鐵路も末遠く
都の春は里の冬
玉なす御手に觸れん前
萎み果てむかあゝ花よ。
萎み果てなむ一枝を
空しく棄てむ君ならじ
心の色に染めなして
寢覺の窓にゑましめよ。
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