籠鳥の感

土井晩翠

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嗚呼青春の夢高く 理想のあとにあこがれて 若き血汐の躍るとき 人も自在の翼あり。 自在の翼また伸びず 現の籠に囚はれて 餌に鳴音を搾るとき 狂ふ※を誰れか聞く。 狂ふ※もしづまりつ 籠を天地と眺めては 御空のをちも忘られむ 理想の夢もさめ果てむ。 こゝに囚はれこゝにやむ あだし命の一時や うたてうたかたうつゝ世を 我嘆かんや笑はんや。

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