安息日の晩れがた(十一月十八日)

福士幸次郎

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古い蝋の火のくすぼるるかなしさ あはれ、あはれ尼達の合唱のかなしさ 安息日の晩れ方に薄ぐろい銀の錆をしみじみと 泣いてすぎゆく鐘の音 雪降りの窓のたよりない薄明り 過ぎた日の思ひ出には火を灯し 暴風が梢をわたる森の胸をひらき 懴悔の鳩尾に涙をとかして この葬禮の夜を過させたまへ 鐘は風と一緒に鳴り、薄明りの窓のほとり 暮れよ、暮れよと尼達の暗い森の合唱

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