秋晴

萩原朔太郎

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 牧場の牛が草を食つてゐるのをみて、閑散や怠惰の趣味を解しないほど、それほど近代的になつてしまつた人人にまで、私はいかなる會話をもさけるであらう。私の肌にしみ込んでくる、この秋日和の物倦い眠たさに就いて、この古風なる私の思想の情調に就いて、この上もはや語らないであらう。

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