君が家
本文の表示
ああ戀人の家なれば
幾度そこを行ききずり
空しくかへるたそがれの
雲つれなきを恨みんや
水は流れて南する
ゆかしき庭にそそげども
たが放ちたる花中の
艶なる戀もしらでやは
垣間み見ゆるほほづきの
赤きを人の脣に
情なくふくむ日もあらば
悲しき子等はいかにせん
例へば森に烏なき
朝ざむ告ぐる冬の日も
さびしき興に言よせて
行く子ありとは知るやしらずや
ああ空しくて往來ずり
狂者に似たるふりは知るも
からたちの垣深うして
君がうれひのとどきあへず。
ログインすると、お気に入り登録や選集への追加ができます。
ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。
君が家の談話
疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。
まだ投稿はありません。
君が家に寄せられた作品
詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。
まだ投稿はありません。
批評・感想 0
作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。
まだ批評・講評はありません。
ログインすると批評・講評を書けます。