天路巡歴
本文の表示
おれはかんがへる
おれの長い歴史から
なにをして來たか
なにを學問したか
なにを見て來たか。
いつさいは祕密だ
だがなんて青い顏をした奴らだ
おれの腕にぶらさがつて
蛇のやうにつるんでゐた奴らだ
おれは決して忘れない
おれの長い歴史から
あいつらは
死よりも恐ろしい祕密だ。
おれはかんがへる
そのときまるであいつらの眼が
おれの手くびにくつついてゐたことを
おれの胴體に
のぞきめがねを仕掛けた奴らだ
おれをひつぱたく
おれの力は
馬車馬のやうにひつぱたく。
そしてだんだんと
おれは天路を巡歴した
異樣な話だが
おれはじつさい 獨身者であつた。
ログインすると、お気に入り登録や選集への追加ができます。
ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。
天路巡歴の談話
疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。
まだ投稿はありません。
天路巡歴に寄せられた作品
詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。
まだ投稿はありません。
批評・感想 0
作品から読み取ったことや、自分の中に生まれた感覚をまとまった文章で残す場所です。
まだ解釈・感想はありません。
ログインすると解釈・感想を書けます。