艶めける靈魂

萩原朔太郎

タグを編集・提案

作品の主題・モチーフなど、対象に固有の情報を登録してください。年代・形式・表記・文学運動などの共通分類は登録できません。会員タグの追加と、正式タグの削除は、5人の支持で自動反映されます。

ログインするとタグの追加・削除を提案できます。

そよげる やはらかい草の影から 花やかに いきいきと目をさましてくる情慾 燃えあがるやうに たのしく うれしく こころ春めく春の感情。 つかれた生涯のあぢない晝にも 孤獨の暗い部屋の中にも しぜんとやはらかく そよげる窓の光はきたる いきほひたかぶる機能の昂進 そは世に艶めけるおもひのかぎりだ 勇氣にあふれる希望のすべてだ。 ああこのわかやげる思ひこそは 春日にとける雪のやうだ やさしく芽ぐみ しぜんに感ずるぬくみのやうだ たのしく うれしく こころときめく性の躍動。 とざせる思想の底を割つて しづかにながれるいのちをかんずる あまりに憂鬱のなやみふかい沼の底から わづかに水のぬくめるやうに さしぐみ はぢらひ ためらひきたれる春をかんずる。

ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。

批評・感想 0

作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。

まだ批評・講評はありません。

艶めける靈魂の談話

疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。

まだ投稿はありません。

話題を投稿する

艶めける靈魂に寄せられた作品

詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。

まだ投稿はありません。

この詩に作品を寄せる