春の歌

蒲原有明

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歡樂ふかくもえいづる 香を慕ふにも草嫩 細き葉がくれ身をよせて 羞ぢてひそめる花の影 羞ぢてかくるるさまながら 花はほがひのよそほひや 空には夢のたはぶれの 紅こそ淡くかかるなれ 唇を解く歌の君 春のたくみの手は高く 夕にはまた彩を織る 光は雲にながれけり

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