歡樂
本文の表示
埋もれし去歳の樹果の
その種子のせまき夢にも、
いかならむ呼息はかよひて
觸れやすき思ひに寤むる。
さめよ種子、うるほひは充つ、
さやかなる音をば聽かずや、
流れよる命の小川
涓滴のみなもといでぬ。
夢みしは何のあやしみ――
身はうかぶ光の涯か、
ゆくすゑの梢ぞかなふ
琴のねの調のはえか。
うづもれし殼にはあれど、
なが胸の底にしもまた
歡樂を慕ひつくすと
あくがるるあゆみ響くや。
萌えいでてさらば一月
菫草こそ君が友なれ、
生ひたちて、やがてはある夜
眞白百合君に添はまし。
ログインすると、お気に入り登録や選集への追加ができます。
ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。
歡樂の談話
疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。
まだ投稿はありません。
歡樂に寄せられた作品
詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。
まだ投稿はありません。
批評・感想 0
作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。
まだ批評・講評はありません。
ログインすると批評・講評を書けます。