怪しき思
本文の表示
われは探しぬ、色黒き天鵞絨の蝶、
日ごと夜ごとに針を執り、テレピンを執り、
かくて殺しぬ、突き刺しぬ、ちぎり、なすりぬ。
鬼百合の赤き花粉を嗅ぐときは
ひとり呪ひぬ、引き裂きぬ、噛みぬ、にじりぬ。
金文字の古き洋書の鞣皮
ああ、それすらも黒猫に爪をかかしつ。
われは愛しぬ、くるしみぬ………顫へ、おそれぬ。
怪しさは蝋のほのほの泣くごとく、
青き蝮のふたつなき觸覺のごと、
われとわが身をひきつつみ、かつ、かきむしる。
美くしき少年のえもわかぬ性の憂鬱。
ログインすると、お気に入り登録や選集への追加ができます。
ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。
怪しき思の談話
疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。
まだ投稿はありません。
怪しき思に寄せられた作品
詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。
まだ投稿はありません。
批評・感想 0
作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。
まだ批評・講評はありません。
ログインすると批評・講評を書けます。