鵞鳥と桃

北原白秋

タグを編集・提案

作品の主題・モチーフなど、対象に固有の情報を登録してください。年代・形式・表記・文学運動などの共通分類は登録できません。会員タグの追加と、正式タグの削除は、5人の支持で自動反映されます。

ログインするとタグの追加・削除を提案できます。

なにごとのありしか知らず、 人さはに立ちてながめき。 われもまた色あかき桃 掌にしつつ、なかにまじりぬ。 河口に今日しはじめて 小蒸汽の見えつるといふ。 朝明の霧にむせびし 西國の新しき香よ。 そが鈍き笛のもとより、 鵞の鳥は鳴きてのぼりぬ。 ひとむれのその鳴きごゑよ、 しらしらとわれに寄り來つ。 そはかなし、『見も知らぬ兒よ、 汝が紅き實を欲し。』といふ。 いひしらぬそのくちをしさ、 逃げまどひ、泣きてかへりぬ。 母上に賜びし桃の實、 われひとり食べむものを。

ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。

批評・感想 0

作品から読み取ったことや、自分の中に生まれた感覚をまとまった文章で残す場所です。

まだ解釈・感想はありません。

鵞鳥と桃の談話

疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。

まだ投稿はありません。

話題を投稿する

鵞鳥と桃に寄せられた作品

詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。

まだ投稿はありません。

この詩に作品を寄せる