ペンギン
本文の表示
見知らぬ海と空とに
鳴いてゐる、鳴いてゐる、ペンギン、
なにを鳴くのか、ペンギン、
光と陰影の申子。
冷たい氷のうへから
歌ふてくるペンギン、
なにを慕ふのか、ペンギン、
寂しい空のこころに。
おそれも悔もない気ぶりで、
あるいてくる、ペンギン、
なにが楽しいのか、ペンギン、
大勢あつまつて、のんきに。
紺と白との燕尾服で、
ものおもふペンギン、
なにが悲しいのか、小意気な
わかい紳士のペンギン。
さらさら悲しい様子も、
うれしさうにもない、ペンギン、
なにを慕ふのか、ペンギン、
幽かな空の光に。
四十五年五月
ログインすると、お気に入り登録や選集への追加ができます。
ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。
ペンギンの談話
疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。
まだ投稿はありません。
ペンギンに寄せられた作品
詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。
まだ投稿はありません。
批評・感想 0
作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。
まだ批評・講評はありません。
ログインすると批評・講評を書けます。