良夜(『第二海豹と雲』収録・同題第2篇)

北原白秋

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鮮麗なは良夜の 一二等星。 月のあるのを忘れて 童は飛ばしてゐる竹の蜻蛉を。 いつまでもいつまでも竹の蜻蛉は光つてゐる。 薄にまるまる露の二たま ぽろんぽろんと何か鳴る。

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