さならずば
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わが家の
わが家の可愛ゆき鴿を
その雛を
汝せちに恋ふとしならば、
いでや子よ、
逃れよ、早も邪宗門外道の教
かくてまた遠き祖より伝ヘこし秘密の聖磔
とく柱より取りいでよ。もし、さならずば
もろもろの麝香のふくろ、
桂枝、はた、没薬、蘆薈
および乳、島の無花果、
如何に世のにほひを積むも、――
さならずば、
もしさならずば――
汝いかに陳じ泣くとも、あるは、また
護摩炷き修し、伴天連の救よぶとも、
ああ遂に詮業なけむ。いざさらば
接吻の妙なる蜜に、
女子の葡萄の息に、
いで『ころべ』いざ歌へ、わかうどよ。
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