白藤
本文の表示
藤のはな軒ににほへり、
日の暮れて白き藤なみ。
松田にもほど近からし、
田舎馬車角吹きにけり。
まかで来し道了薩陀、
紫雲英田もうしろになりぬ。
草の香や、遊ぶ子どもや、
頭がち、跳ぬる足うら。
この柔し、小糠たつ杵、
それすらや、さみし、このごろ。
うらがなし、田螺ころころ、
夜の昴宿しぶく泡だち。
いづれよし、余光の微塵、
脚垂れて蜂もあがれり。
常無しや、為すなしや、ああ、
春はゆく、かかはらず、また。
日の暮れて白き藤なみ、
酒匂川見えそめにけり。
ログインすると、お気に入り登録や選集への追加ができます。
ログインすると、この作品に自分だけに見えるメモを残せます。
白藤の談話
疑問や連想、ちょっとした読み方などを気軽に話せます。
まだ投稿はありません。
白藤に寄せられた作品
詩から生まれた翻案・イラストや、朗読・解説などの関連リンクを持ち寄れます。
まだ投稿はありません。
批評・感想 0
作品の表現や構成を検討し、根拠を示しながら評価・講評する場所です。
まだ批評・講評はありません。
ログインすると批評・講評を書けます。