ためいき
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今しがた、夜会ははてぬ。
花瓦斯のほそきなげきに
絹帷紅き天鵝絨、
散り藉ける花束のくづ、
おぼろげに室は青みて、
うらわかき騎士が拍車の
音の乱れ、舞の足ぶみ、
頬のほてり、かろきさざめき、
髪あぶら、あはれ、楽声、
あたたかに交りみだれて
ゆめのごと燻りただよふ。
そのなかに、水のつめたさ
ちらぼひぬ、これや、一夜を
伴もなく青みしなへし
女子がわかきためいき。
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